インシュレーターの変更

CD50に付けているインシュレーターがボロボロにひび割れて来たので交換したい。
キャブはFCR28。PE24と同じサイズのインシュレーターが使える。
製品的に、キジマKISSのインシュレーターがひび割れにくいということで取り付けたいのだが、今までのインシュレーターの取付ピッチが58mmで、KISSは48mmかつ穴位置が2.5mmオフセットしている。
マニホールドのネジ穴は横に広いので48mmでも入るかと思って製品をとりあえず購入。

インシュレーターの変更

購入したKISSのインシュレーターのケース。
もともとのインシュレーターと比べるとサイズが全然違う。
マニホールドにも当ててみたが58mmと48mmの差は予想以上に大きく、横長の穴でもネジが入らない。

せっかく首ふりのマニホールドを付けているので、買い替えでまた角度だとか長さだとか考えるは嫌だ。じゃあどうするかってことで変換アダプターをアルミで自作することにした。

アルミ材の加工

強度の考慮はほとんどいらないので、使用するアルミは20mm程度の厚さの5052材。柔らかいが腐食に強い。
角材に四つ角にネジ穴を開け、マニホールドとインシュレーターを固定できるようにしようと思う。
もちろんマニホールドとこの部品に隙間ができないよう、Oリングが入るように加工する。

バンドソーでだいたいの大きさにカット。
フライス盤でサイドを平らに削る。
きれいに長方形のアルミができた。
旧インシュレーターと新インシュレーターを当て、ネジ穴の位置と中心の穴の位置をけがく。
フライス盤で4つ角に穴を開ける。
旋盤の芯押し台にドリルを付け、中心に穴を開ける。
旋盤に中ぐりバイトを付け、インシュレーターの内径まで穴を拡張。
その後、溝切りバイトを付け、拡張した穴の外側にOリング用の溝を掘る。
4つ角に開けた穴にネジを切り、変換アダプター完成!

インシュレーターの取り付け

溝にOリングを入れ、マニホールド側からネジで固定。
表側にインシュレーターを固定。
キャブを付けるとこんな感じ。
アルミの厚さ分外側に出たが、使用上は問題ない。

ちゃんとした製品ならもう少し形にこだわるのだろうが、使えればOKってことで作業終了。
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