パンク修理
パンクしたのはCD50のリアタイヤ。
パンクは基本的にはリアの確立が高く、横になっている釘をフロントタイヤで踏んづけたことにより、重い釘の頭が下、尖った方を上にして立ち上がり、リアタイヤが通過時に突き刺さる。
CD50はチューブなので、すぐに空気が抜けてしまったが、そのまま作業場まで乗っていった。・・・これが過ちだった。
チューブタイヤのパンク修理
車体にホイールが付いた状態でタイヤの片側をレバーで外したが、空気が抜けてベコベコの状態で走ったため、中のチューブのどこかがタイヤのリムとの間に引っ掛かり、テンションがかかっている状態で、チューブを引っ張っても出てこない。
無理に引っ張って他が痛んだら嫌なので、面倒だがホイールを取り外すことに。
ホイールを外して、タイヤの片側をホイール中央に寄せてやると、絡みが外れたようで、チューブが出てくるようになった。
パンクの穴はチューブに空気を入れてやるとすぐに見つけることが出来た。
バイク用品店はもちろんのことホームセンターや100円ショップ等でも売っている。
ただし、自転車用があるので、バイク用を購入すること。
貼り付けるパッチより若干広めに行うこと。
貼り付けた後はドライバーの柄などで強く押し付ける。
外側のフィルムを外して修理完了。
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と、思いきや・・・。
しばらくすると空気が抜けて、タイヤがペッタンコに。
チューブを確認すると、ほかにも穴が開いていた。
過ち②
釘抜かずにそのまま走ってきたため、最初のパンクの他にも穴を開けていたようだ。
ヤスリで面を荒らして、ゴム糊を塗布。
パンクしたまま走るとチューブがこれだけの距離をタイヤの中で移動している。
こんだけ動くとどっかしらチューブが絡んでテンションがかかっても当然だよね。
他に穴が無いか確認するため、水につけて空気漏れを確認。
タイヤレバーでタイヤを組み付ければ今度こそ完成。
チューブの交換について
チューブの場合、タイヤを交換してもチューブは残るわけで、年月とともにゴムが劣化する。期間にもよるがタイヤ交換2~3回にチューブ交換1回ぐらいの割合で交換するとよいだろう。
特にバルブは金属製なので、サビが出てその周りのゴムが割れることがある。
自分の前回のバンクはこれを食らった。
ヤフオクで買った足回りで、付いていたタイヤを使い切ったらいろいろ変える予定だったのだが、ちょうどタイヤ交換前の最後のミニ(小型バイク)ツーリングに出かけたら集合地点から走り出してすぐにパンク。引き返す破目に・・・。帰れる距離だったのが救いかな。
チューブの種類として、
・通常のチューブ(1重)
・外周部分のゴムが2重になっているチューブ
があり、2重のチューブは2重部分の中に液体(パンク修理材?)が入っている。(ホンダ純正がそうだった)
多少パンクに強い程度だそうだが、パンクするとタイヤの内側にも液が付着するので、個人的には普通のチューブの方が好きだ。
また、ホイールの中央にリムバンドというゴムが入っている。
スポークホイールのリムは鉄なので錆びるし、スポークの金具があり平らではない。これがチューブに直接当たるのを避けるためのもので、無いとパンクの原因になることもある。
ガムテープなどで代用も可能だがベタベタが残るのであまりやりたくない。
安いものなので、チューブを交換するのであれば、一緒に交換した方が良いだろう。
ホイール磨き
まずは大きなサビをワイヤーブラシで落とす。
左:昔ながらの木の柄のワイヤーブラシ。これは木の柄にしては割合ワイヤーが多いが、他に比べると少ない。
中:鉄の柄の短列のワイヤーブラシ。ワイヤーの密度が高い。
右:U字型のワイヤーブラシ。U字部分で広範囲に使用でき、ワイヤーの密度も高い。(画像ではU字中央部は使って減っているが、新品では同じ長さ)
材質も鉄、ステンレス、真鍮などいろいろあり、固さなどがことなるので用途に合わせて何本か持っていると便利。
バイクにピカールは必需品だよね。
チューブレスタイヤのパンク修理
チューブレスタイヤでは、しばらくパンクがないので作業の画像はない。
修理の部品だけ紹介する。
なお、紹介する修理はパンクした穴を拡張し修理材を突っ込む方法で、パンク修理材(液体)を流し込む方法もあるのだが、タイヤをダメにし、ホイールを汚す最低の方法なので紹介しない。
パンク個所にゴム糊を塗った左上のミミズの様なゴムを突っ込んで穴を塞ぐ。
仲間内での通称:ジャーキー
パンク個所にゴム糊を塗ったロケット型のゴムを突っ込んで穴を塞ぐ。
仲間内での通称:ロケット
チューブレスのパンク修理の場合、
・タイヤ側面に刺さった場合は対処不可。
・斜めに刺さった場合も対処が困難。穴を拡張する段階で真っ直ぐになれば可能。
・修理材1つで対処できない大きな穴の場合は、対処不可。ジャーキーなら2本入れればイケることも。
これらは、修理材が抜けてしまったり空気漏れを起こす可能性が高いので非常に危険。特にロケットは抜けやすい。
無理せずタイヤを交換しましょう!
また、ゴム糊は開封してしばらく時間が経つ(数か月とか年単位)と中身が消失(気化?)しているので注意。未開封のはずが、中身がない場合もあった。(どっか裂けてたのかなぁ???)
パンク修理のその他用品
ボンぺ(カートリッジ)に圧縮された空気(CO2)を入れることができる。
買って10年ぐらいたつが実際に使ったことないので、どの程度の量が入るかはわからないが、有ると安心。
ツーリングにはパンク修理キットとこれをお供に!
ただし使い捨てなので、近くにガソリンスタンドがあるなら使わずにバイクを押して行った方が良い。
ボンベは1本1000円までしないけど、結構高いよね。
使った場合も空気圧を確認するためにガソリンスタンドに必ず寄るように!