フロント用のメンテナンススタンドとは・・・

フロント用のメンテナンススタンドは、三又の中央の窪みでフロントを持ち上げる物。

三又の穴径はバイクによってことなるため、複数の金具(ピンアダプター)がある。
レーサーレプリカなどのフルカウル車はフレームがカウルに隠れているため、ジャッキなどではフロントを上げることができないが、これを用いることで上げることができる。

現在のレーサーレプリカのフロントは17インチホイール。19インチホイールで使用すると・・・
これはSTRAIGHTのメンテナンススタンド(フロント・リヤ兼用)。
車体は、Z750FX-Ⅲで、フロントホイールは19インチ。

一見使えているように見えるが・・・
持ち上げていない。

三又まで金具(ピンアダプター)が1cm程度足りていない。

フロント用のメンテナンススタンドの19インチ対応(ロングピンアダプター作成)

純正の三又に刺さる金具(ピンアダプター)を装着している画像。

このピンアダプターを延長出来れば、使えるはず。

長いピンアダプターを旋盤で作ることにした。
作ったのがこれ(左側)。

アルミ2017材を旋盤で削って作った。

中央の太い部分がノーマル15mmに対し、作ったものは37mm。2cmちょっとの延長。
装着するとこんな感じ。

結構伸びたように感じる。
バイクにかけてみると・・・。

三又に届き・・・
フロントフォークがにょきにょきと伸びていって・・・

タイヤは上がり切りませんでした。テンションはほとんどかかっていないのですがタイヤがギリギリ接地しています。

ちょこっと方針を変更するか・・・

フロント用のメンテナンススタンドの19インチ対応(ピンアダプター延長部品の作成)

55mm延長する部品を作りました。部材は同じアルミ2017材。

片側は窪みにして、純正のピンアダプターが入る様にしたもの。
蝶ネジで固定できるようにしている。

なお、先に作った22mmの延長では、純正ピンアダプターを入れる窪みの長さが微妙だったため、両側とも凸にしていた。
取り付けるとこんな感じ。

純正のピンアダプターは、三又の穴径に合わせて太さが数種類あるが、これなら全てに対応できる。
バイクにかけてみると、フロントホークがにょきにょき伸びて・・・
今度はタイヤが上がりました。地面から2cm程度。

これで19インチホイールでも使えます。

その他のフロントを上げるもの

フロントを上げる道具として、フレームにかけるジャッキ(モーターサイクルジャッキ)があります。
(オフ車用もあり、足でレバーを踏むと上がる)

カウル無しのバイクの場合は、こちらの方が使いやすいでしょう。
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