スクーターのステップラバーについて

スクーターの足を乗せる部分は、ビック、ミニに関わらずたいていステップラバーが使用されている。

画像はFORZA(MF06)で、2000年式。
ゴム製のため、年月とともに縮んでしまい、外れることが多くなる。
先端を止めると中央が外れ、これだけ中央が浮いてしまい、ここを踏んで走行中に外れることも多々ある。

これに気を取られ事故ってもバカバカしいので、伸ばすように試みた。

くだらないことですが・・・

スクーターのステップラバーの縮みを伸ばす

ステップラバーを外して、一番長い部分で長さを測ってみると、現状75.5cm。

どこまで伸びるか・・・
使うものはこれ。ヒートガンと固定式のバイス。

上に引っ張るので、動かないテーブルに固定されたバイスが良い。
ステップラバーの端をバイスで固定。
ヒートガンでステップラバーを引っ張りながら加熱。

一か所に当て過ぎると溶けてしまうので、ある程度動かしながら全体を加熱する。
ある程度加熱すると、ゴムが柔らかくなったのが実感できる。

加熱して終了ではなく、ある程度冷えるまで引っ張って伸ばしたままでいる。

ヒートガンはハンダが溶けるくらい高温になるため、やけどに注意。
長さを測ると、76.5cm。1cm程度伸びた。
車体に取り付けてみると、今までは引っ張って嵌めていたのに、簡単に嵌るようになった。
中央もきちんと嵌る。

今まで我慢して乗っていたのがバカらしいなぁ。

ステップラバーの突起(取り付け部)について

縮んだステップラバーを無理に引っ張って止めていると、取り付けの突起部分が変形したり割れたり、最悪取れてしまう。

その場合の対処法として・・・
これを使います。ウェルナット!

車体側の穴に入れてネジを締めれば、下側が膨らんで固定するナット。3個セットで400円ぐらい。
ステップボードに変更したときの固定用に使われたり、カウルやスクリーンを止めるのに使われています。

車体側にウェルナットを入れ、ラバーに穴を開けてボルト+ワッシャーで固定できますよね。

ウェルナットが種類が意外と多いので、購入する際は車体合うサイズを確認してください。
FORZAやSKYWAVEの場合(他車種も同じかも)は、穴が約7.5mmで、8mmぐらいのウェルナット(C-440)が押し込むと入ります。

リード90のステップラバー

リード90のステップラバーは左右に分かれていない一体式。
車体は中期の物なので1994年ぐらい。ゴム部品がやれるのも仕方ない。

先端部分を付けるとこんなに浮いてしまいます。
今までは先端部分は固定されていない状態で乗っていましたが、こちらも対処することに。
中央部の穴位置がこんなにずれています。
ステップラバーの取り外しはリアのステップ(ブラスチック)部品を外さないとはずれません。

2本のネジで固定されています。

後ろ側のラバーをめくるとネジが一本。
ステップ前方内側にもネジが一本。
ラバーの穴に通してステップが入っています。
ステップラバーを外して、バイスに固定し、ヒートガンで炙って引っ張って伸ばします。(画像省略)
サイズが大きいので、何度か固定位置を変更しながら実施します。

若干突っ張っている部分もありますが、全ての突起が嵌るようになりました。

これで車体が壊れるまで大丈夫かな。
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