CR SPESIALのセッティング方法
CRキャブは基本的な
メインジェット
スロージェット
ジェットニードル(針)
エアースクリュー
のセッティングと、
エアージェット
のセッティングがある。
メインジェット
スロージェット
ジェットニードル(針)
エアースクリュー
のセッティングと、
エアージェット
のセッティングがある。
セッティングの基本的なことは「キャブのセッティング(ケイヒン系)」に記載しているので参考に。
エアージェットのセッティングは、基本的にはエアースクリューで行えるため、ここでは記述しない。(弄ったことない)
画像はZ750FX-Ⅲに装着したCRキャブ31φ。
以下にメインジェット、スロージェット、ジェットニードル(針)、エアースクリューの交換・設定方法を記載。
セッティングの前に・・・
フロートチャンバーを外す場合など、4連キャブは取り外さないとセッティングが出来ない場合がある。
外し方を簡単に書くと、
・燃料コックを閉じ、フューエルホースを外した後、タンクを外す。(燃料ゲージ用配線がある場合はそれも外す)
・スロットルケーブルを外す。
・マニホールドのバンドを緩める。
(・ファンネルが邪魔な場合は外す)
・キャブを上下に揺すりながらマニホールドから抜く。
なお、セッティング時に必要な脱着は以下の通り。
セッティング箇所 | 取り外し箇所 | セッティング方法 |
エアースクリュー | 不要 | サイドからマイナスドライバーで回す |
メインジェット | 不要 | フロートチャンバー下部中央の17mmのボルトを外す |
ジェットニードル交換、クリップ位置変更 | タンクまで | タンクを外すとキャブ上部のカバーが外せる。カバーを外し、ジェットニードルを引き出す |
スロージェット | キャブまで | フロートチャンバーを外す |
メインジェットの変更方法
メインジェットはフロートチャンバー(ガソリンが溜まっている部分)の下部中央のボルト(レンチサイズ17mm)を外すと変更できる。
ボルトを外すとガソリンが流れ落ちるため、ガソリンコックをOFFにし、ガソリンの受け皿を用意しておく。
フロートチャンバー自体を外しても良い。
フロートチャンバー(ガソリンが溜まっている部分)の下部中央のボルト(レンチサイズ17mm)がある。
外すとメインジェットが見える。
6mmのレンチで外すことができる。受け側が外れてしまうことがあるので、その場合はフロートチャンバーを外して、締め直す必要がある。
なお、メインジェットはFCR、PWK、PE(の一部)と共通。
6mmのレンチで外すことができる。受け側が外れてしまうことがあるので、その場合はフロートチャンバーを外して、締め直す必要がある。
なお、メインジェットはFCR、PWK、PE(の一部)と共通。
スロージェットの変更方法
スロージェットはフロートチャンバー(ガソリンが溜まっている部分)を外さないと変更できない。
そのため、ガソリンコックをOFFにし、ガソリンの受け皿を用意しておく。
フロートチャンバーはネジ3本で固定さてている。前方2本、後方1本。
キャブのボディはアルミなので、ネジ穴保護のため、ネジはなるべく同じ物を同じ場所に固定するようにすること。
キャブのボディはアルミなので、ネジ穴保護のため、ネジはなるべく同じ物を同じ場所に固定するようにすること。
メインジェットの前方にあるのがスロージェット。
マイナスドライバーで外すことができる。
なお、スロージェットは(一部形が異なるものがあるが)PE、PWKと共通。
マイナスドライバーで外すことができる。
なお、スロージェットは(一部形が異なるものがあるが)PE、PWKと共通。
ジェットニードル(針)の設定・変更方法
ジェットニードル(針)はクリップの位置でセッティングを変更できる。
セッティングがうまくいかない場合は、針自体を交換する。
ジェットニードル(針)を取り出すには、ガソリンを抜く必要はなく、上部に隙間があれば、キャブを外す必要もないが、タンクが邪魔な場合はタンクを外す必要がある。
キャブ上部のカバーは、ネジ2本で固定されている。
ジェットニードルは、スライドする金具で押さえられているので、金具をずらすと引き抜くことができる。
ジェットニードルは、スライドする金具で押さえられているので、金具をずらすと引き抜くことができる。
ジェットニードルのクリップは7段階調整できる。
C型のクリップなので、Cの口の部分を固いもの(外したカバーなど)に押し付けると外すことができる。
CRのジェットニードルは、太さが異なるものが売られているため、それ自体を交換することができる。
一番細い(一番濃い)YY-5から→YY-6→YY-7→YY-8→YY-9→YY-0→YY-1→YY-2→YY-3→YY-4(一番薄い)と太くなる。(YY-0をYY-10と表記すればいいのにね)
YYではなくYというジェットニードルもある。
画像はYY-8でクリップは一番下。なのでYY-7を試してみたいところ。
C型のクリップなので、Cの口の部分を固いもの(外したカバーなど)に押し付けると外すことができる。
CRのジェットニードルは、太さが異なるものが売られているため、それ自体を交換することができる。
一番細い(一番濃い)YY-5から→YY-6→YY-7→YY-8→YY-9→YY-0→YY-1→YY-2→YY-3→YY-4(一番薄い)と太くなる。(YY-0をYY-10と表記すればいいのにね)
YYではなくYというジェットニードルもある。
画像はYY-8でクリップは一番下。なのでYY-7を試してみたいところ。
エアースクリューの調整方法
エアースクリューはキャブ側面のファンネルに近い部分のネジ。
4連の場合、右2つは右側、左2つは左側にあり、そのままの状態でマイナスドライバーで回すことができる。
4連の場合、右2つは右側、左2つは左側にあり、そのままの状態でマイナスドライバーで回すことができる。
CRのセッティングデータ
CR(31φ)のセッティングデータを参考程度に記載。
車種 | エンジン仕様 | 排気量 | メインジェット | スロージェット | ジェットニードル | クリップ | エアースクリュー開度 | 備考 |
Z750FX-Ⅲ | GPz750(A1)ノーマル | 738cc | 110 | 68 | YY-8 | 上から3段目 | 2回転 | スロー系セッティングは不十分だったかも。 738ccではキャブが31φでは大きい様で、エンジンの回り方はだるい。 |
Z750FX-Ⅲ | GPz750(A1)をボアアップ(ワイセコ)&ヨシムラST-1 | 810cc | 110 | 62 | YY-8 | 一番下(上から7段目) | 1と3/8回転 | ジェットニードルをYY-7に変更した方が良いかも。 ボアアップして、31φがちょうど良くなった感じ。 |