横型エンジンにオイルクーラーの取り付け

オイルクーラーはいろいろな形、いろいろな場所に付けるタイプが出ているが、今回付けるのは8年ぐらい前に購入してそのまま眠っていた安物。
前述のように中華125cc5速エンジンは取り出し(Rサイドカバー)のサイズがノーマルより大きく取り付けられなかったが、ようやく日の目を見ることに。

横120mm×縦48mm×厚22mm程度の小型のオイルクーラー。88ccなら十分かな。

CDはオプションでフットカウルが付くので、その取付位置に固定できる。

ステーがちゃっちぃアルミ板なので、今度ちゃんとしたの作ろうっと。
汎用なのでチューブが長い。
取り出しとの距離に合わせてテーピング。
サンダーを使ってカット。
周りのメッシュがバラバラになるのを避けるためのテーピング。

どうしてもメッシュが毛羽立ってしまうので、余分なところはニッパーで除去。
接続完了!

エンジンをかけるとオイル漏れが・・・。
数秒でポタポタと垂れてきたので、一旦外すことに。
大部分はホースのジョイント部分から漏れていたのだが、コアからも漏れていた。

画像で、下側に光っているのはオイル。

構造として、ベース(上)、ゴム、コア、ゴム、ベース(下)となっているので、一旦ばらしてゴムに薄く液体ガスケットを塗って補修。
+のボルト3本で固定されていたが、2本は頭を舐めていた。これでは締め付けトルクが足らなくて当然。キャップボルトに変更し、がっちり固定。
ニップルにホースを長い期間つけたままにしていたので、ホースが膨らんで固まってしまったようだ。
ホースの先端をちょこっと切断して、細い部分ニップルに取り付け。
また問題が・・・
ニップルのネジ山が逝った。(画像で外れているニップル)

代替え品を探したが、ニップルがほとんど見つからない。
唯一見つけたのがキタコのニップルであるが、ネジ山の先がすぐにナット状となっているのでこのオイルクーラーに合わない。

ダメ元でニップルにダイス、取り出しにタップをたててみる。取り付けると最初はテンションがかからないガバガバ状態であったが、最後のふた山ぐらいで締め付けることが出来た。 どうやら、ネジ山がちゃんと切れていなくてネジ山が舐めたみたいだ。中国製クオリティ。
再度取り付け。
ホースは、付属のちゃちなバンドではなく、ちゃんとしたホースバンドに変更した。

エンジン始動!オイル漏れ無し!!
オイルクーラーのオイルの通り方って意識したことなかったのだが、このオイルクーラーは上下を繰り返している。

取り付け口が下にあるのは、オイルが全部下に落ちそうで嫌だったのだが、これならオイルクーラーの中にオイルが残る。

ニップルの補修部品

ふた山程度だといつダメになるか心配なので、付属品を確認。
6mmボルト型のニップルと8mmナット型のニップル。

これを使って代替え部品をどうにかしたい。

こんなのを作成!

6mmから8mmに変更するボルト。もちろん、ネジ山とナット部の間(Oリング抑える部分)を考慮。
12mmのスパナが入るように左右を削り、Oリングが入るように溝も掘ってある。
6mmボルト型のニップルを入れるとこんな感じ。
材質は、アルミ7075材を使用しているので、腐食対策のアルマイトが必要。
なので、今は付けない。
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