横型エンジンのクラッチの取り付け

CD50(ベンリー)のエンジンにデイトナの1次側強化3枚クラッチキットを取り付ける。
クラッチの外し方は別途記載済み。

画像は上がノーマル、下がデイトナの1次側強化3枚クラッチキット。
パワーは110cc、12psぐらいまで対応し、減速比が16丁/69丁→18丁/67丁となり、最高速型となるとのこと。

形状的には、プライマリードライブギアがプライマリードライブギアとクラッチセンターに分かれ、ギア比が変わる以外は大差はない。

スーパーカブ等の遠心クラッチとは異なるので注意。Rクランクケースを変えてクラッチ仕様に変更すれば付けられるのかなぁ?
画像はノーマルを再使用する部品。クラッチアウターカバー、ロックナット、ワッシャー、サークリップ。

ガスケットは付属しているため、事前に元のガスケットをきれいに剥がしておく。
プライマリードリブンギアを取り付け。

プライマリードリブンギアをメインシャフトに入れ、サークリップで固定する。
クランクシャフト側へカラー、クラッチセンターガイド、プライマリードライブギア、クラッチセンターの順に取り付ける。

これらの部品は空転シャフトに対して空転するため、(特にクラッチセンターガイドに)エンジンオイルを塗っておくと良い。
クラッチ、ロックワッシャー、ワッシャー、ロックナットの順に取り付け、クラッチホルダーとクラッチロックナットレンチを使ってロックナットを締める。
ロックワッシャーを-ドライバー等でロックナットに噛み込ませる。

※ロックナットはぴったり合う位置に微調整すること。
クラッチアウターカバー(ノーマル)をガスケットを入れて取り付ける。
ボルトが+の皿ネジから六角の皿ネジになる。
Rクランクケースカバーとクランクケースのガスケットを剥がす。(外した直後にやっといたほうが良い)

まずはスクレーパーで削り取る。

クラッチのレバー周りの整備は別途記載。
ガスケットの残りやスクレーパーで削って付いた傷は、オイルストーンに切削油を浸み込ませ”全体的”に均す。
一部だけオイルストーンをかけるとそこだけ削れてオイル漏れの原因となるのであくまで全体的に。
クラッチアウターカバーにオイルスルー等を取り付け。
取り外しの時に順番を覚えているはず。

画像はその時のもの。
クランクケースに新しいガスケットを乗せ、ノックビン(再利用)を2か所(左上と右下)に付けて、Rクランクケースカバーにクラッチプッシュロッドがついているか確認した後、取り付ける。
取り付け完了!

クラッチの調整は別途記載。
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